非日常はすぐそこに。京都中心からアクセスしやすい鞍馬駅

ローカル鉄道・ローカル線
迫力ある佇まい。
オレンジ色に灯された明かり。
タイムスリップしたような、そんな気持ちになる。
京都の街から少し離れ、自然に囲まれた駅が見どころの「えいでん」。
今回は、叡山電鉄鞍馬線の終着駅であり、圧倒的な存在感を放つ鞍馬駅を紹介します。

場所・アクセス

叡山電鉄は京阪グループの鉄道会社で、京阪の出町柳駅から乗り換えることができます。

筆者は三条京阪駅で京阪本線に乗り換えて行きました。
このあたりの京阪京津線は、京都市営地下鉄の東西線に乗り入れていて、路線は複雑ですね。
京阪石山坂本線から線路を走り、路面も走り、地下も走り、京都へ。
京阪の魅力です。

歴史

開業

鞍馬駅は1929年に開業しましたが、当時は400メートルほど起点に近い場所に仮駅が造られたようです。
その後すぐに現在の位置に建設されました。
駅舎の雰囲気から、当時のデザインをずっと保っているように見えますが…
築年数100年近くでここまでキレイなのも不思議です。
どこかのタイミングで改修されている可能性もあるような気がします(個人の見解です)

近畿の駅百選

鞍馬駅は第1回近畿の駅百選認定駅とされています。
この選定は、「鉄道の日」記念行事の一環として行われているものです。
2000年から2003年にかけて、第4回まで行われています。
選出された駅には銀色のプレートが飾られているので、探してみてください。
いつもそのプレートを見つけてから、あぁここは駅百選に選ばれたのか、と思いつつ…
さすが選ばれるだけあるなぁと毎回感じています。
「近畿」ということは他の地域でも選出されているんですね。
東北、関東、中部でもそれぞれ選定されています。

駅舎の特徴

まるで寺院のようです。
遠目で見ても、近くで見ても、鉄道駅だとは思わせないような駅舎ですよね。
日本昔話とかに登場しそうな気さえしてきます。
そしてまた雪が似合う。
待合スペースには優しい光が灯っていて、広々としたベンチでその雰囲気をゆっくり味わいました。
駅スタンプが設置されていて、叡山電鉄グッズを購入できる自販機もありました。
ホームにも明かりが。
このような和風のランタンは、角灯と呼ぶべきですね。
若干、阪急の嵐山駅と雰囲気は似ているかもしれません。
ちょっとしたところに天狗が隠れていますね。
これで驚いていては、駅舎を抜けたときにさらにびっくりすることになります(笑)

駅舎周辺の見どころ

撮影スポットがあった

ホームの角灯と、葉っぱが良い感じに1枚に収められる場所がありました。
手前に柵が写っていますが、それに気を付けてもう一枚。

天狗

行った人は分かります。この迫力!
実はこの天狗は2代目。
初代天狗の写真をフォロワーの方に見せていただきましたが、2代目の方が怖さは減ってますね(笑)
2代目も、暗闇で見ると怖さは倍増どころではなさそうです。
そもそも、なぜ天狗なのでしょうか。
それは、「鞍馬天狗」と言って、鞍馬の山の奥に大天狗が住んでいたという伝説があるからです。
様々な言い伝えがありますが、鞍馬寺は天狗の発祥の地とされています。
「鞍馬天狗」というワードは小説やドラマのタイトルになっているようですね。
ちなみに、筆者が訪れたことのある駅で、面白いオブジェがあった駅は信楽高原鐡道の信楽駅。
しっかりマスクをして、出迎えてくれました。
たまにコスプレしているようなので、また行きたいですね。

デナ21形21号

駅舎を出ると隣には、電車の先頭だけが佇んでいました。
これは京都電燈デナ21形電車。
「デナ」は初めて聞きました。
「デ」は電動車、「ナ」は車体の大きさを意味する中型(ナカガタ)から由来します。
この車両は1995年に廃車となりました。
カラーリングは江ノ電の親戚のようですね(笑)
雨と風にさらされた様子がうかがえ、ポツンと運転席のみ残された姿は、少し寂しそうでした。
隣には車輪も展示されています。

まとめ

今回は、叡山電鉄の鞍馬駅を紹介していきました。
訪れたのは2022年1月25日。
まだブログをやろうと思っていなかったときなので、思うような写真が撮れていませんでしたが、書いていきました。
叡山電鉄の観光列車「きらら」は、紅葉の季節に再乗車したいです。
しかも、「ひえい」も乗り損ねているので、今年の再訪問は確定です(笑)
近くには、くらま温泉があり、シャトルバスでアクセスできます。
今回は臨時休業していたので、営業再開を待ちましょう…
自然に囲まれた鞍馬駅、四季折々で違った表情を見せてくれそうですね。

では(ㆁωㆁ*)/

また来るね。

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