ガチャコン!滋賀の近江鉄道、おすすめです。【鉄道紹介】

ローカル鉄道・ローカル線

すっごいゆれるし、なんかすごいガチャコンガチャコンなるし。

滋賀県のローカル鉄道と言えば、近江鉄道です。

他の鉄道にはない独特な乗りごたえ(?)と、水色の車両や歴史的な駅舎…

今回は近江鉄道の概要とアクセス、魅力に楽しみ方など幅広くご紹介します。

丁寧に仕事をしている駅員さんや乗務員さんが印象的で、また行きたいなと思わせてくれる鉄道でした!

近江鉄道とは

概要

(琵琶湖をイメージしたオリエントブルーの100系)
近江鉄道は、滋賀県の彦根市に本社がある滋賀県最古のローカル鉄道です。
走っている車体からガチャコーンと音がすることから。「ガチャコン」の愛称がついています。
車両は西武鉄道から譲受しており、ワンマン運転用に改造して走っています。
車庫は彦根駅にあります。

歴史

設立は1896年。1898年、初めて開業した区間は「彦根ー愛知川」の12.1㎞です。
初代社長は大東義徹。衆議院議員で、滋賀県初の大臣になった方です。
後掲しますが、八日市駅の近江鉄道ミュージアムでは近江鉄道の歴史について学ぶことが出来ます。

特徴 自転車持ち込みOK!

琵琶湖を一周する「ビワイチ」という言葉があるように、サイクリングで滋賀県を楽しむこともできます。
(筆者は電車でビワイチはやりましたが)
近江鉄道の特徴といえばサイクルトレイン。
乗車運賃だけで自転車を持ち込むことができるんです。持ち込み料無料ということですね。
沿線をサイクリングで楽しんだ後、鉄道も楽しめるのは魅力的です。
持ち込みができない駅も一部あるので、詳細はこちらから確認してくださいね!

アクセス

JRから

北から米原、彦根、近江八幡、そして貴生川から乗り換えることができます。
筆者は近江八幡から乗車し、八日市線から乗りつぶしていきました。

信楽高原鐡道も一緒に楽しむのもアリ

貴生川駅は、JR草津線と十字に路線が続いています。
北東が近江鉄道、南西が信楽高原鐡道です。
信楽高原鐡道も、めっちゃおすすめです。筆者は2021年の夏に訪れました。
「貴生川ー紫香楽宮跡跡」の区間は特に、山の中を走っていき、最終的には信楽駅に到着します。
信楽駅は「あるもの」がたくさんホームに並んでいるので、ぜひ行って確かめてくださいね。
(信楽高原鐡道のSKR500系)

お得すぎんか? 1デイスマイルチケット

1デイスマイルチケット

近江鉄道では、金土日と祝日に900円で全線乗り放題となる切符が発売されています。
購入できる駅は
彦根、八日市、近江八幡、貴生川の4駅は終日購入可の駅となっています。
米原はJRとの乗換駅ではありますが、窓口営業時間は7:30~17:30なので、朝早くから乗る際には注意が必要です。
無人駅で乗り降りする場合は乗務員さんが販売してくれるようですね。
情報は2022年2月のものなので、こちらの公式ページで確認してください。

どれだけ乗ると元を取れるのか

正直、乗り放題切符が900円ってかなり安いです。
他のローカル鉄道を例に出すと、叡山電車は「出町柳→鞍馬→宝ヶ池→八瀬比叡山口→宝ヶ池→出町柳」のルートで運賃を払うと計1130円、乗り放題切符(えぇきっぷ)は1200円なので70円の損失。
筆者が乗りたくて仕方ない江ノ島電鉄は「藤沢⇔鎌倉」の往復で運賃は計620円、乗り放題切符(のりおりくん)は650円で30円の損失。
たいてい往復するだけなら、乗り放題切符が普通に運賃を払うのとほぼ変わらない金額であるケースが多いように感じます。
ですが近江鉄道は、本線の「貴生川ー米原」の片道で普通運賃1050円。
1デイスマイルチケットは、本線の片道だけで元が取れてしまうんですね。これには驚きです。
元々の運賃が高いのもありますが、乗り鉄目的で行くなら金土日祝を狙ったほうが断然お得ということですね。

今回の筆者のルート

近江八幡→新八日市→八日市→五箇荘→高宮→多賀大社→高宮→彦根→鳥居本→米原→彦根→八日市→貴生川
 
記載した駅は降りた駅です。乗りつぶすだけでなく、駅舎が気になる駅で下車しました。
最後の米原~貴生川は日が暮れてしまい、真っ暗になってしまったので、次は貴生川から乗っていきたいところです。
また米原に着いた頃には窓口が閉まっており、スタンプが押せず…
まぁ、早起きできなかったのが原因ですが(笑)
米原から下っていき、枝分かれしている多賀線と八日市線を往復し、貴生川まで乗るのも良いと思います。

ここが良い!ポイント4つ

魅力的な駅が多い

魅力的な駅舎が多い近江鉄道。
最初に下車した新八日市駅舎は、特に良いですね。
この記事で語っています。
多賀大社駅も面白いかたちをしていますよね。
 
2022/02/25 追記
下の画像は高宮駅ですね。駅名を間違えたので訂正します。
Twitterのフォロワーの方に教えていただきましたが、駅舎のデザインは近江商人の天秤をイメージし、左右対称のデザインになったそうです。
中央が高く、迫力がありますね。
壁が白いのが良いですよね。商人の蔵のようですね。
高宮駅はホームは開業当時のままで、三角ホームが特に魅力的。
乗り換えで下車したときは、ぜひレトロなホームを堪能してください。
こちらが多賀大社前駅。
駅名の通り多賀大社の最寄りなので、神社の神殿のような雰囲気があります。
「コミュニティハウス」とも書かれており、イベントなどを行えるスペースが併設されているようです。
鳥居本駅もレトロで雰囲気がありました。
丁度日暮れの時間に取り残され(自分で降りただけ)、寒い中撮影しました(笑)
後日記事にしますね。
今回は通過してしまいましたが、桜川駅は近江鉄道最古の駅舎なので、近いうちに行きたいです。

駅名標がオシャレ

以前フォロワーの方の写真を見て、近江鉄道の駅名標ってなんか良いねという話になりました。
この水色の円は琵琶湖をイメージしているのかもしれないですね。
また、駅名標にはたいていローマ字は書かれていますが、韓国語って珍しくないですか?
かなり印象的な近江鉄道の駅名標、コンプリートしたくなりますね。

近江鉄道ミュージアム

(制服を着たマネキンとドヤ顔でスリーショットを撮る)
かなり昔の車両の部品や駅名標などが展示されていました。
乗車券収納箱や切符に押すハンコなど、見ていて面白かったですね。
また歴史や名駅舎などの説明が書かれており、近江鉄道を深く知ることができます。
運転席を再現したスペースもあり、運転手になりきることもできます(笑)
個人的に興味深かったのは「タブレット閉塞」という方式。
タブレットという真鍮製の円盤と、使い込まれた木製の箱のような機械が展示されていました。
簡単に説明すると、単線で列車を運行する場合に、衝突が起きないよう考えられた非自動のシステムです。
閉塞機が決められた区間の端の駅に設置されていて、その閉塞機から取り出される1枚だけのタブレットを携行している場合のみ、その区間を走行できます。
よって、絶対に衝突が起きないわけです。
昔はこのようにすることで、1つの区間に一列車だけ入れるようにしていたんですね。

すごい乗ってる感じがする

語彙不足ですみません(笑)
なんというか、ガチャコンガチャコンと、すごい揺れるんですよ。
揺れるってデメリットに捉えがちですが、筆者はむしろ、そういう乗車体験をしたいんですよね。
「体感する鉄道」という言葉がふさわしいかもしれません。
乗ったことない方は、ぜひ、ガチャコンを体感してください。

まとめ

今回は初近江鉄道乗り鉄をしてきて、この鉄道は推せる!!という思いをまとめました。
思ったより広い鉄道なので、結構疲れましたが、楽しかったですね。
駅員さんと少し話したり、乗務員さんからカードをいただいたり…
鉄道ファンを大事にしているような雰囲気を感じられる、そんな鉄道でしたね。
明らかに鉄道好きだとわかる行動をしまくっていたからか、「子供向けのですが、よかったら」ということで頂きました。
嬉しい(ㆁωㆁ*)♪
大切にします。
ということで、近江鉄道はリピ決定です。

では(ㆁωㆁ*)/

記事の最新情報は、Twitterでお知らせしています
(ㆁωㆁ*)b

↓公式LINEでもお知らせしています(ㆁωㆁ*)b

コメント

タイトルとURLをコピーしました