長さも景色も日本一のケーブルカーからは絶景!【比叡山坂本ケーブル乗車記録】

父と娘のハイキング&登山日記
ヨーロピアン調の赤と深緑の車体が、比叡山へ導く。
木々の間を縫っていく11分間の旅。
今回は、比叡山坂本ケーブルに乗車してきたので、このケーブルカーの魅力と楽しみ方をまとめていきます。
車内から琵琶湖を一望したときは本当に心から感動しますよ!

比叡山鉄道

概要

比叡山鉄道[坂本ケーブル]は1927年から開業しているケーブルカー。
日本一の長さであり、全長2025mを約11分で走る。
琵琶湖の雄大な景色が見れるので、景色も日本一とチケットや看板に記載されています。
筆者はおそらく近鉄[生駒ケーブル]が初めて乗ったケーブルカーで、あまり乗車経験がありません。
なので比較はあまりできないのですが、「景色も日本一」という謳い文句にしっくりくる、そんな素晴らしい鉄道でした。

運賃・きっぷ

2022年2月現在、運賃は往復で1,660円(子ども830円)、片道は870円(子ども440円)なので、往復きっぷを買うと大人の場合80円オトクですね。
ケーブルカーだし、延暦寺に行くならその日のうちに帰るのは普通なので、往復を買うのは当たり前ではないか?と思いますが…
延暦寺から大比叡山頂を経由して京都方面へ行くルート(またその逆もあり)の場合、ロープウェイ比叡とケーブル比叡を利用することになるので、その場合は片道きっぷですね。
※冬期はロープウェイ・ケーブル比叡は運休しているので注意してください。公式の情報はこちら (2021年~2022年の情報となります。)

運転ダイヤ

2022年2月現在、
3月~11月 初発8:00 終発17:30
12月~2月 初発8:30 終発17:00
となっています。混雑していない時期は、毎時00分と30分発車です。
筆者は10:30に上り、15:30に下りに乗車しました。
終発に乗り遅れると大変なことになるので、注意しましょう(笑)

それぞれの駅も個性豊か

ケーブル坂本駅

麓の駅はケーブル坂本駅です。
駅舎は白が基調、レトロな雰囲気。やっぱりヨーロッパ調。
縦長の窓が印象的な駅舎です。
駅舎は登録有形文化遺産なんですね。
シンプルな外観なのに、どこか特徴的に感じます。
屋根の形が珍しい。
駅長室がありました。
駅の字が「驛」になってるのを見るのは2回目です。(1回目は八瀬比叡山口駅の駅舎)

まさかの途中下車可能!ほうらい丘駅&もたて山駅

(写真ブレてます…)
途中に駅があるなんて、おもしろいですよね。
ほうらい丘駅ともたて山駅は、呼び出し電話でケーブルカー停車の申し出をしたり、駅で伝えたりすると乗り降り可能なようです。
今回はひとり旅ではないので、降りたい気持ちは抑えました(笑)
今度行ったときは両方の駅でしっかり降りようと思います。
30分待てば次のケーブルカーが来てくれますから、大丈夫なばず。
ほうらい丘駅付近を通過するときに、霊窟があるとアナウンスが流れました。
ケーブルカー建設時に石仏が発掘され、それらが奉納されているようです。
30分ひとりで霊窟を前にしたら、不思議な気持ちになりそうです(笑)
もたて山からはハイキングルートをたどることも可能なようですね。
必ず次はこの二つの駅を味わってきます!!

ケーブル延暦寺駅

終着駅です。
坂本駅よりもインパクトがすごいですね。
青い空にとても映えます。
この駅舎も登録有形文化遺産で、ケーブル開業以来の建物です。

車両について

ケーブルカーの仕組み

ケーブルカーは、上る車両と下る車両が接続されたロープによって動きます。
ケーブル延暦寺駅にある巻上室でロープを巻き取ります。
これを「つるべ式」といいます。
車両に乗っているのは運転手ではなく車掌。運転手は延暦寺駅の運転室にいます。
ケーブルカーは単線なので、中間地点で上りの車両と下りの車両は入違います。
これを「ターンアウト」といいます。
普通鉄道はポイントを使ってすれ違うようになっていますが、ケーブルカーは違います。
山の中を走るため、ポイントの保守が大変なのです。
ケーブルカーは片側の車輪はH字の形で、レールを挟み込んでいます。
もう片方はレールに乗っているだけの状態なので、ポイントがなくてもすれ違うことができるんですね。
詳しく知りたい方はケーブルカーの仕組みを読むと良くわかりますよ!

縁福

縁と福は相棒同士、「ふたりでひとつ」というわけですね。
縁は正面が赤、側面が緑、座席の色は赤でした。
上りは10:30坂本駅発の福、下りは15:30延暦寺駅発の縁に乗りました。
縁と福が行き来してることを考慮して、帰る時間を決めると、両方に乗ることが出来ます。
ただ公式のサイトによると、混雑時は本数を増やすようなので、何時に福で、何時に縁なのかということは決まってなさそうです。
福は縁の色を入れ替えたデザイン。内装は同じでした。
坂本駅には、チケットの文字にそのまま使われている「縁福」が飾ってありました。
第253代 天台座主・山田恵諦猊下が白寿(九十九歳)のときに書かれたものです。

一番の魅力はやっぱり車窓

琵琶湖が開け、景色が広がるタイミングは2回ほどあります。
これはもう、写真では伝わりませんのでぜひご自身の目で確かめてください
天気が良ければ最高です!
写真を撮ったり動画を撮ったりしてしまいがちですが、しっかり目に焼き付けました。

まだまだある楽しみ方!

スタンプ

スタンプ好きとしては集中しなければならない押印タイム。
坂本駅は赤、延暦寺駅は緑で、駅に設置されていました。
デザインは同じでした。小さめでかわいい押しやすいスタンプで、浸透式でした。
検印ですら記念になりますよね。

グッズ

ガチャガチャが坂本駅と延暦寺駅にありました。
が、帰りに回そうと思ったのですが、撤去されてしまっていました…
ピンパッチコレクションをしてる人(それは筆者か)、縁と福それぞれピンバッチありますよ~!
比叡山鉄道オリジナルグッズの情報はこちら

まとめ

今回は、比叡山鉄道[坂本ロープウェイ]の魅力と楽しみ方について記事にしました。
ロープウェイもそうですけど、ケーブルカーって動き出したとき、ちょっと緊張しますね。
とくに下り(笑)
ちょっとしたアトラクション感覚でも楽しめますし、さすが「日本一の景色」だと謳っているだけあります
また訪れて、途中駅に降りたいですね。
では(ㆁωㆁ*)/

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